「求める声がない場所にこそデザインを」のキャッチフレーズで、鹿児島県内で活躍するデザイナーやイラストレーターが声なきところに押しかけ、ポスタープレゼンを行う一風変わった取り組み『OSHIKAKEデザインかごしま』(以下ODK)。
第3回のODK宮之城温泉編のスピンオフ企画として、今回の玉之湯のリニューアルにあわせて、玉之湯アートパネルプロジェクトが立ち上がりました。
旅館のコンセプトやロゴをデザインした馬頭亮太さん(オンドデザイン)によって、宮之城にちなんだ発想から各部屋に名前がつけられました。展示場所の全11箇所に対して、この企画に賛同したODKメンバーとゲスト作家のくじ引きが行われ、各自担当する部屋が決まりました。参加メンバーとくじ引きの結果はこちら。
約2ヶ月の製作期間、どんな作品になっているかを一切見ることはできません。
お披露目当日までもどかしい日々が続きました。
いよいよお披露目当日。次々に作品が搬入されてきました。
壁にひとつひとつ掛かっていくアートパネル…部屋やエントランス、廊下の表情がどんどん変わり、個性付けられていく様子はまさに圧巻。それぞれの作品が壁を彩り、玉之湯の個性が唯一無二のものとなりました。
この作品群、ただ飾られているだけでなく、なんと販売もしています!
お部屋の宿泊帳の中に作家プロフィールとあわせて販売価格を表示しております。ぜひ宿泊されて、気に入ったらアートパネルの購入をご検討ください。これからますます活躍されるクリエイターばかりなのでいいことがあるかも(!?)
ぜひ宿泊された際には、館内に飾られているアートパネルをご覧いただき、描かれている背景や製作にまつわるお話をお楽しみください。
作品についてはこちらをご覧ください。
日置市吹上町永吉の商店街を舞台に第1回目のODKが開催されました。参加したクリエイターは12名。
この時に作られたポスターがきっかけで、今も地域内のお祭りの際にはたくさんの人が店舗をめぐるポスタースタンプラリーを楽しんでいます。
鹿屋市の中心街を舞台に開催された第2回のODKの参加デザイナーはなんと28名!前回の倍以上となり、参加店舗も鹿屋一帯に広がったため、お披露目会場がリナシティかのやの大ホールになるほどの規模に。
たくさんの来場者に参加メンバーも驚きっぱなし。鹿屋市のサイトにも特設ページが設置されたりしました。
そして第3回が宮之城。しかも今回は「温泉」がテーマのODK。これまでの商店街とは違い、各クリエイターが共通のテーマに取り組むため、さながら大喜利のような展開が期待されました。
もちろん旅館玉之湯も参加しており、写真家の松下瑞樹さんが玉之湯の歴史を紐解く、素敵なポスターを作ってくださいました。